Stable Diffusion でエラー「CUDA Setup failed・・・」がでて起動しないときの対処方法

原因はいろいろあるのかもしれませんが、突然 Stable Diffusion が起動しなくなってしまったときに解決した方法を書いておきます。

エラーの原因は?

起動しなくなったときに、直前にやっていたことは下記のようなことです。

  • 拡張機能から「sb-webui-train-tools」のチェックを外した
  • Stable Diffusion のextensionフォルダから「sb-webui-train-tools」を削除した
  • Stable Diffusion のUIの再読み込みをした

上記のようなことをしたあと、通常ならUIの再読み込みをすれば通常の画面に戻りますが、このときは戻らず、「Reloading・・・」のまま画面が固まったような状態になってしまいました。

しかたがないので、画面を閉じて、Stable Diffusionを再起動したところ、タイトルのように「CUDA Setup failed・・・」といったエラー表示とともに起動の途中で止まってしまいました。

パソコン自体を再起動するも、変わらず。

再起動を2~3度やってもダメ。

そこで、Google検索でエラー対処法を調べたところ、同じような状況から復旧した方のブログ記事が見つかりました。

良かった。(ブログ主さん、ありがとう!)

Stable Diffusionで「CUDA Setup failed」「python -m bitsandbytes」ってエラーが出た【備忘録】

エラーの対処方法

上記のブログ記事を参考にして、仮想環境を再構築しました。

具体的にやったことは、

1,「venv」フォルダを別の場所に移動させる。

2,Stable Diffusionを起動させる。

(うまく起動したら、移動させたvenvフォルダは必要ないそうです。)

そうすると、「venv」フォルダは自動で再構築(生成)され、今まで通り問題なく起動できます。

以上の作業で、簡単に復旧できました。

「venv」というのは仮想環境のことだそうです。

で、拡張機能の「sb-webui-train-tools」フォルダを単純に削除したりすると、どうやら「venv」に影響するようで、今回のようなエラーが出て起動できない症状が出てしまうようです。

起動しないと、焦ってしまいますが、対策はあっけないほど簡単でした。

ただし、いつもの軌道よりも「venv」を復旧させている分、時間がかかります。

私のパソコンでは数分以上かかったような感じでした。

でも、そのまま待っていれば、いつもの画面がでてきて使えるようになったので、一安心しました!

ただ、考えてみたら移動させなくても、単純に削除でもよさそうな感じがします。

venvフォルダはなければ、再構築するもののようです。

拡張機能を削除するときは注意・・・

ところで、そもそも今回のエラーが起きた原因は、必要ない拡張機能を単純に消せばよいと勘違いしていた点でした。

拡張機能はいろいろなサイトの記事を参考にさまざまな機能を入れてみたものの、たいして使わなかったり、情報が古くてすでに使えない機能だったりすることがあるようです。

「sb-webui-train-tools」という、Loraを作成する機能も、実際には入れてみたもののうまく動作しなかったので、消してみたのですが・・・それでエラーが出てしまっていたのでした。

モデルなどをダウンロードしたり、新たな機能をダウンロードしていると、どんどんストレージの残量が少なくなっていくので、使わないものは断捨離したいですからね。

とりあえず、解決して良かったです。

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